2019年6月20日木曜日

とあるおっちゃんが、健康診断を一か月前に控えたある日。

いつものように、会社の飲み会でお腹一杯食べて飲んで帰宅した2019年5月17日金曜の深夜。何気に通勤バックを覗いたら、会社からの健康診断のお知らせの紙を入れていたのに気づき改めて読んでみた。

健康診断は、「2019年6月18日午前10時30分から」となっていた。当日はバリウム検査もあるので前の日は午後9時迄に夕食を済ませなくてはならない。

4年前と3年前に健康診断で体重オーバーと胴囲(ウエスト)オーバーで引っかかった事を思い出した。昨年の2月に、畑違いの総務部に異動になり、体重の増加する暇もない位仕事をしたので健康診断では全然問題無かった。しかし、今年の2月に元の営業部に再異動になり、またまた飲み会やらが増えたこともありお腹周りが少し気にはなっていた。

5月22日水曜日に年休を取っていたので、趣味の温泉(スーパー銭湯)巡りに近所のスーパー銭湯に足を運んだ。久しぶりのスーパー銭湯だったので、湯船に入る前に大きな鏡で念入りにボディチェック。
ん?少し太ったかなと思いながら、体重計へと足を運んだ。体重は人生初の「64.4kg」!!すっぽんぽんでこの数字。見間違いかなと、再度乗っても変わらず。やばいー。このままだと、また健康診断で引っかかって「半年間体重及び胴囲報告の刑」が待っている…。

「半年間体重及び胴囲報告の刑」が決まるとグループ会社の保健婦さんに呼ばれて、「説教+万歩計」を持たされて毎日記録を付け半年後に報告しなくてはならない。自分の体調の為ではなく、この「半年間体重及び胴囲報告の刑」があまりにも大変で(ほんとに日記が超苦手で、三日坊主。毎日記録付けるのが大変だったし、報告無いと保健婦さんに再三説教になるし、保健婦さんはとても怖い方で頭が上がらないのだ。)

これは6月18日までに、何とか体重と胴囲を下げるダイエットをしなくてはならない。早速スーパー銭湯の乾式サウナに入ったり、ミストサウナに入ったり2時間も頑張ったが、「63.8kg」。水分抜けただけでほぼ変わらず。自宅に戻って家族にこっそりと胴囲を計ったら(4年前に説教とともにもらったダイエットメジャーで)なんと4年前と同様の「90cm」もあったので愕然とした。なんか最近ベルトがきついなと思っていたのだ。これは6月18日までに何とかせねばと思いながら、今日も夜の晩酌とおつまみを平らげたのだったー。

翌日のお昼同僚にランチを誘われ「ラーメンフェスタ」で鱈腹おいしい全国のご当地ラーメンを食べた。頭の中にはダイエットの文字が浮かんだが、大好きなラーメンの前ではすぐに消えてしまった。豚骨のスープがいい仕事しているぜ。麺がまたもちもちで、たまらない。スープを一滴も残さず完食。ダイエットなんてどこ吹く風。次の日のお昼も同僚に誘われ同じ「ラーメンフェスタ」へ足を運び、全国のご当地ラーメンを頂く。今日は魚スープのラーメンであっさり塩味。店長良い出汁出てるねー。シナチクもいい仕事しているよ。と今日もスープ一滴も残さず完食。ダイエットのことはすっかり忘れて、その日の夜は飲み会で23時迄居酒屋で楽しくお食事。

さてさて、我に返った5月24日金曜日の夜。自宅でデジタル体重計に乗り改めて計測すると体重が「63.5kg」体脂肪が「17.0」胴囲が「89.5cm」」なんじゃこりゃ?「半年間体重及び胴囲報告の刑」まっしぐらじゃん。運動もしないし、これは食事療法しかないかとその日から、ごはん類(コメ類)とパン類(小麦)を少しずつ減らそうと決意。

晩酌は発泡酒や日本酒、焼酎を愛飲していたが止める気は全く無い。自分からお酒を取ったら何も残らないのでー。自分はお酒で出来ているのだ。(笑)

はたしてこんなんで、ダイエットできるのか?とりあえず、毎日食べるごはん・パン類を少し減らし晩酌は「糖質オフの酒類」に切り替え家族に協力してもららい、こんにゃく(白滝やさしみ用こんにゃく)、肉は鶏肉の胸肉かささみを毎食出してもらった。

晩酌は「糖質オフの発泡酒」だから美味しくないのだが、仕方がない。酒屋で日本酒探していたら「糖質オフの日本酒」があったので買って帰ったがやはり美味しくない。

少しは運動をしなくてはと思い、押し入れにお蔵入りしていた以前友人からもらった「ダイエットローラー」を使うことにした。友人はダイエット失敗したからと私にプレゼント。その日に試したがこんなにつらい運動ないぞ、というくらい全身ぷるぷる。こりゃ無理だよとお蔵入りになったのだ。がっ、今復活。ぷるぷるを一日3分間を2回頑張った。

そんなこんなで、3週間たった6月14日金曜日にデジタル体重計に乗り改めて計測すると体重が「61.3kg」体脂肪が「16.7」胴囲が「87.0cm」むむ。少しはダイエット効果ありか?「半年間体重及び胴囲報告の刑」のデッドラインは胴囲「85cm」以内である。あと2cm迄やってきたのだがあと4日で2cm引っ込むか??

必死でぷるぷるをやりながらついに18日当日朝。自宅で再度測定。体重が「60.5kg」体脂肪が「17.3」胴囲が「86.0cm」うーん。体重は約4kg、胴囲は約4cm迄減らすのに頑張ったが、胴囲があと1cm足りず…。ここまでかー。

失意を胸に計測の時間までに、健康診断の医療所迄足を運び検診スタート。今は身長と体重同時に計れる機械がある。素晴らしい。身長は165.7cm。体重は59.7kg(測定用に着替えている衣類1kgを引いた結果)。うんうん。いいじゃん。自分の持っている中で一番軽い赤いパンツを履いてきてよかった。

身長・体重計測の次にいよいよ胴囲計測。もうこうなりゃ測定の瞬間にお腹引っ込め作戦しかないなと…。しかし、いつも看護師さんにはバレバレで、「はい、お腹に力はいってますよー。力抜いてくださーい。」といわれるのだ。これはもう仕方ない。もうありのまま測定されよう。ありのーままにーぃ。28日間頑張った胴囲の測定結果が86cmだったんだ。90cmから4cmも引っ込んだんだ。うんうん4cmも頑張った。がんばった。と自分に言い聞かせた。実は、昨年の胴囲は「80cm」。この1年間になんと「10cm」もお腹が出たことになるのだ。いやはやすごい。毎晩の糖質万歳である。

ついにその瞬間がやってきた。看護師さんがメジャーを自分のウエストにあてた。あぁ。冷たい感触がちょっと緊張させた。看護師さんは1発で胴囲を計ってくれた。その結果の数字がな、なんと

「80.7cm」

はぁ?

検診の用紙に「80.7cm」と鉛筆できれいな文字で書いてもらった文字を見て思わず、「これが胴囲サイズですか」と、思わず突っ込んだら、看護師さんが「はい。そうです。昨年と少ししか変わりなくてよかったですね!!」と微笑みながら言ってくれた。おいおい。看護師さんよ。

5cm見間違ってるぜ。


しかし、「ありがとうございます。」と愛想笑いでその場をそそくさと出て次の検査へと向かったのだった。検診測定の結果、体重が「59.7kg」身長が「165.7cm」胴囲がまさかの「80.7cm」というなんとも不思議な結果で令和元年の検診の幕は閉じたのだった。


なんとも驚きな結末だったが、18日の夜は自分へのご褒美。待ちに待った「暴飲暴食酒池肉林」。やっぱりお酒は糖質無いと美味しくねー。普通の発泡酒と普通の日本酒に戻し、肉も豚肉や牛・鶏ももを鱈腹食べたのだが、このダイエット作戦で一つだけ結果として出たのが「体重」や「体脂肪」、「胴囲」では無く、意外なことに「食欲と食べる量」が改善されたことだった。

たった28日間だったが、「食欲と食べる量」がダイエットする前と比べかなりセーブされて、夜にお腹すいても全然大丈夫になって、ちょっと食べただけで、「満腹」になるようになったのだ。このままいけば、スリムな将来が待っているー。



しかーし、今年のダイエットはおしまい。また暴飲暴食の世界に戻って、飲んで食いまくるぞー!!

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